2008年05月22日

残業代を払うんだって

珍しく、今月2度目の更新です。

人が変わったような・・・

昨日の報道です。

『日本マクドナルドは、管理職扱いの直営店の店長らに8月1日から残業代を支払うと発表した。管理職の位置づけは変えないものの、店長手当に相当する職務給をカットする代わりに残業代の支払いに充て、給与に占める成果給の部分も増やす。』

会社的には、一歩前進というところでしょうか。管理監督者に当たるか否かという議論云々は別にして、「何とかしなきゃ」と重い腰を上げたことは事実。おっと、4年も前から進めてきた人事改革の一環だったのか。

まぁ、賃金構成を見直して総額は変わらないようにしたわけです。

今回の対策は、報道だけから見れば、『総額は変えずに “払っていない状態” を “払っている状態” にしよう。』といったもの。

割増賃金の全額を、現行賃金に内包させることは極めて困難ですので少々の出金は免れませんが、一定の効果はありますので、経営者側にとっては非常に合理的な考え方といえます。

しかし、得てして賃金体系や構成の変更は、もらう側にとっては不利益な場合もあります。

例えば、変更しなければ割り増しとして別途3万円をもらえたのが、今後はゼロ若しくは数千円となるからです。

また、店長手当も(MACでは職務給)含めて割増単価を計算しなければならなかったのですが、今後はこれを除いて計算することになりますので、割増単価が下がることを意味します。不利益以外の何物でもありません。

『割増賃金の支払い』というのは、経営者としては出来れば避けたいものです。
現実にキャッシュが出て行くという収益圧迫要因の一つであり、年間を通しての人件費総額は既に決定しているからです。

とはいえ、法に適合しなければならない事実もあるわけで、何とも頭が痛いものなのです。

誰もが不利益という言葉には敏感です。
賃金に限らず、制度の変更は、不利益とならないような配慮も視野に入れて行わなければなりません。

そうでないと、労使関係で最も大切な『信頼』が崩れてしまいます。

一度崩れてしまうと、元通り、更に従前以上になるためには、かなりの時間を要します。

配慮をしつつ、法に適合させ、発展を目指す。

なかなか難しいことですが、絶対にはずしてはいけないポイントです。

 ⇒⇒ 名ばかり管理職について

posted by カエル at 10:48| 福岡 | Comment(0) | TrackBack(0) | 報道から考えること | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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