2007年03月10日

松下電器産業…リストラ

『松下電器産業が、グループ企業も含め5000人規模の人員削減を計画。コスト削減のために、利益率が低い製品を人件費が安い中国など海外生産にシフトしており、人員の余剰感が高まっていた。早期退職の希望者を募ることで削減するが、リストラ原資を用意しやすい好況時にスリム化し、収益力の向上を図る狙い。』

久方ぶりにこの手の記事を見ました。

かつての不況の頃は、急激な経済環境の変化について行けず、収益の落ち込みをカバーするために即効性のある人員削減(人件費カット含む)を行っていましたが、今回は、原資を用意しやすい好況時に、将来を見据えて行うところにスタンスの差があります。

希望退職に応募する側も、不況時に仕事を失うのと好況時に失うのとでは、気持ちが違います。会社側は、リストラしやすい環境が整ったと判断したのでしょう。

『同社の大規模リストラは、01年度の約1万3000人を皮切りに、5年間で計約2万5000人を減らして以来。3月初めに募集を始めている部門もあり、原則6月末を退職日としている。ある部門では、勤続年数10年以上が対象。一方で08年度に800人を採用する予定だが、若い世代に入れ替えて早めに最先端技術を学ばせる狙いもある。』

削減した人の数はさて置き、削減する一方で採用もする。勤続年数10年以上が対象ともある。

入社をする人たちは、希望を持っています。「働いてお金を稼ぐ。」その厳しさと楽しさに期待を膨らませています。そして指導を受けながら「自分のために、会社のために。」と成長することを期待しています。入社した手の頃は、誰もが「よ〜しやってやるぞ!」と気合が入っています。

しかし、自分が入社する一方で人員削減の対象となる人がいるのを知ると、どうでしょうか。「この会社で働くのは10年と決めよう。」と思う人もいらっしゃるかもしれません。会社にとって良いことなのでしょうか。個人にとっても良いことなのでしょうか。

入社後10年目は、油がのって収益の確保に欠かせない世代。今回の報道で考えることは、会社は育った頃によそへ退職されてしまうリスクを考えるべきでしょう。

一定期間を定める場合の労働契約は3年が上限。
会社側としては、時代の流れ経済の流れに沿った経営をしなければなりませんので、10年1サイクルと考えると、この条項を変えて欲しいと要望が出ることも考えられます。
posted by カエル at 09:08| 福岡 ☀| Comment(0) | TrackBack(1) | 報道から考えること | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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松下電器産業
Excerpt: 松下電器産業|略称 = 松下電器、松下|本社所在地 = 大阪府門真市大字門真1006 |設立 = 1935年12月15日|業種 = 3650|事業内容 = AVCネ..
Weblog: ゆいの記録
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