2007年02月05日

奥が深い…

私の周りでは『偽装請負』の話が持ちきりです。

この問題は、首を突っ込みたいような突っ込みたくないような問題なんです。

それは、法令遵守に近づこうとすればするほど、請負元が事業として成り立たなくなるおそれがあるからです。大手は何故請負にするのか。

答えは単純。製造単価を下げたいからです。

自社の社員で製造すれば、賃金は直接原価に跳ね返る。すると単価が高くなり、同程度の製品であるならば諸外国の製品に価格で負けてしまいます。従って、『売れない=やらない方がまし』となってしまいます。

ならば“安い人件費で”という発想が請負につながります。

「この製品作るのにいくらでやってくれる?」

競争見積もりになれば単価は下がるでしょうが、その単価は請負元の利益と人件費でもあるのです。

法律上は、請負先からどうのこうの言われるのではなく『あなたの会社(請負元)で責任を持って作りなさい。』と言っています。

これが厄介で難解なところなんです。

独自のノウハウで作れるのであれば、請負元という位置づけではなく、一納入業者として独立しているはず。そうは出来ないから、または請負先の要望に応じようと一生懸命に考えた手法が請負だったかもしれない。

元々、請負は違法ではなく適法なんです。
請負業者=違法ではないのです。

ケースバイケースですが、悪意の請負ばかりではなく、善意の請負もあると私は見ています。法(国)はそこをちゃんと見ないと、請負業者は皆廃業してしまいます。

勿論、(法令上の)偽装はあくまでも偽装であって、肯定しているわけではありません。

偽装請負とは、人件費ばかりのことではありません。

『製造単価を下げたいから。』と書きましたが、明日は、製造原価に対する私の考えを少々述べたいと思います。
posted by カエル at 21:57| 福岡 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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